コロナ禍の影響をきっかけにテレワークの働き方が日本にも広まり、都内から地方に移住する方が増えてきています。
今の時代、PCや携帯があれば仕事ができる職業も多く、都会に住むメリットを感じなくなってきた人も多いのではないでしょうか。
また基本的にはテレワークで、週1回もしくは月1回の出社でOKという会社も多くなってきていますね。
それを機に都内にアクセスの良い、山梨、神奈川、埼玉、千葉などの地方移住が年々増加現象となっております。
でも実際のところ、「地方に移住してどうなの?」「初めは良いけど飽きそう」「田舎でする事がなさそう」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか!?
河口湖で有名な「山梨県富士河口湖町」に移住して3年経った個人的感想を正直レビューしていきたいとおもいます。
その前に、夫婦、カップル、1人暮らしなどによってライフスタイルが変わってきます。
僕の簡単なプロフィールはこちらになります。

都内から河口湖に移住/30代男性/キャンプやアウトドア好き/お酒好き
また、河口湖移住して生活する中で感じた一般的なメリット・デメリットの記事はこちら。
【河口湖】ソロ移住してわかったメリット・デメリットとは?失敗しない為にも事前に知っておこう!
- 今後山梨移住を考えている
- 田舎生活に興味がある
- 自然豊かな場所に住みたい
- 転勤で河口湖近辺に引っ越す予定
- 都会の生活に疲れた
そんな方はぜひ、参考にしてみてください!
移住する前に事前にリサーチすることは非常に大事な事です。
移住を考えている人が後悔しないためにも実際のリアルな声をお届けできればなと思います。
Contents
はじめに|「富士山の見える生活」に憧れて移住した私のリアル

きっかけは“自然の中で暮らしたい”という想い
都内に住んでいた時に、ふと自然が恋しくなった。
もともと人混みや都会がそんなに好きではなかったが、大都会の東京に住んでみたいという興味本位で住み始めた。
しかし、だんだんと窮屈に感じてきました。
そんな時に、山梨に訪れる機会があり、初めて河口湖に行きました。
東京都内とは違い、自然しかない街、圧倒的な富士山の迫力に魅力を感じで移住を決意。
観光地=住みやすいとは限らない?移住して気づいたこと
初めて住む観光地。
特に何も考えずに移住を決意して、移住をはじめました。
人が少ない河口湖や富士吉田の富士五湖エリアですが、観光地ともあってGW、お盆、祝日などは他県からたくさんの観光客が来ることに驚き!!
こんなにも来るのか!と、思っていた以上に混雑することを知りました。
実際に住んでみてわかった【困ったこと】【良かったこと】など紹介していきます。
移住して困った事
ショッピング
アパレルや家具、おしゃれな雑貨など、都内に比べて買い物できる場所は極端に少ない。
今の時代、ネットでなんでも買えるのでお店が無くても生活はできます。
しかし服を買う時などサイズ感が気になったり、写真で見るのと実際に現物を見るのとでは多少誤差がありますよね。
また、時間がある時にウィンドウショッピングするような場所もないので、どうしてもネットサーフィンをして探す事が増えました。
河口湖から都内まで約2時間、御殿場のアウトレットまでは約1時間ほどで行けますので、時間に余裕がある時は買い物しに出かけ、世の中の情報収取をするのもいいですね。
家具屋さんはニトリしかなく、おしゃれ雑貨なども少ないので、アパレルやインテリアなどが好きな方からすると困る事は多いかもしれません。
1人向けの飲食店が少ない

男の1人暮らしでなによりもめんどくさいのが料理ではないでしょうか。
都内だと、仕事帰りに選ぶほど飲食店があったり、ウーバーイーツを頼んだりと、自炊しなくても簡単にすぐご飯が食べれますよね。
地方の田舎暮らしだとそうはいきません。
ウーバーイーツなどのフードデリバリーサービスはほぼなく、飲食店はファミレスやチェーン店のお店が多いです。
ファミリー層が多い地域になるので仕方ないですね。
ファミレスも美味しいのですが味もわかってるということもあり毎日食べてると飽きてはきます。
また、1人暮らしをしている人が他の地域に比べても少ないので、おひとり様向けのお店も少ないです。

良いのか悪いのか、しぶしぶ自炊をするようになってきました。
絶対に自炊はしたくない。という方は、山梨移住すると困る事が多いかもしれません。
気軽に飲みに行きにくい
山梨や河口湖、地方暮らしでは、やはり車は必須の生活になるでしょう。
特に河口湖や富士吉田、山中湖は、電車移動がなかなかできない地域にもなるので、お酒を飲みに行く時も車で行き、代行で帰る方がほとんどです。
その分、代行が安いと感じました。
富士吉田市内の移動なら約1500円、富士吉田から河口湖までで3000円ほど。
移住して間もない頃は、1人でふらっと居酒屋に飲みに行ってましたが、だんだんと飲みに行く頻度も減ってきました。
安いといえど、飲みに行くだけで毎回代行で3000円払って帰ってくるのも、もったいなく感じてきます。
また、地元住民は1人で飲みに居酒屋に行く人は少なく団体行動が多いのも山梨文化なのでしょうか?
なので、カウンターに座って1人同士で来てる人と仲良くなる、なんてことは滅多にありません。

地元の人と友達になるのにすごく時間がかかりました。
都内で1人で飲みに行っても、同じように1人で飲みに来てる人と隣同士仲良くなることはありましたが、山梨でそれはなかなかなく、友達作りが大変と感じましたね。
出会いがない
異性との出会いもそうですが、友達としての出会いも少ないです。
30代1人暮らしの僕からすると、結婚も視野に入ってくる年頃。
しかし、残念な事に出会いは本当に少ないです。
居酒屋など飲み屋さんに行っても、みんな団体で来てる方が多いので話す事なく、ただただ1人でしっぽりと飲んで終わります。
20代、30代が集まるようなイベント行事や習い事などもなく、自然な出会いなどを求めるのは難しいのかもしれませんね。
今時はマッチングアプリなどで出会うのが主流だと思いますが、そもそもの母数が少ないので、甲府や静岡、東京まで距離を広げて探す方がほとんどだそうです。
都内にいた時よりも自分から積極的に行動しないと、異性との出会いだけでなく、人とのつながりを作るのは難しいなと感じました。
移住して良かった事
キャンプやアウトドアに行きやすい

やはり、山梨県と言えばキャンプの聖地とも言われているほどキャンプ場がたくさんあります。
近くにたくさんキャンプ場があるので、朝起きて天気が良ければキャンプに行こう!と気軽にキャンプを楽しめるのは、個人的にはすごく嬉しいポイントですね!
都内にいた時は、天気予報を気にしながら予定を立てたりとキャンプに行くまでに準備がありますが、山梨に移住するとそういった事もなく楽しめるようになりました。
キャンプギアなども近くで買いに行けるお店が多いので、必要なものがあればふらっと買い物できるのはキャンパーにとっては最高の環境かと思います。
河口湖で買えるキャンンプギアのお店はこちら!
👉 【河口湖周辺】美人ユーチューバーのonlyさんも行った!富士五湖エリアで買えるキャンプギアのお店!
生活習慣やリズムが整う
都内にいた頃、夜遅くまで開いているお店も多く週の半分ほどは夜中の2時3時まで飲み歩いたりと、体に負担がかかるような生活をずっとしてきていました。
しかし山梨に来てからは自分の中で生活習慣が整い、健康的なライフスタイルが送れるようになりました。
行くところがない&やる事がないだけではないの?と思う方もいるかもしれませんが、まさにその通りですね!笑
外食も減り、飲みに行く事も減りました。
だからといって暇なわけでもなく、早寝早起きするようにもなり、休日は趣味に時間を費やせるので、良い生活リズムができて、山梨に移住して良かったと思える事です。
自分の時間(プライベート)がある
「毎日毎日仕事で忙しい」
「休日は寝て終わる」
「忙しくて時間がない」
「友達や知り合い上司から頻繁に飲みに誘われる」
都会にいた時は僕もこんな感じで、振り返ってみるとあまり自分に使う時間がなかったです。
【仕事】【飲みに行く】【寝る】本当にこれをただ繰り返していただけでした。
若かったし体力もあったので、それはそれで楽しく過ごせれて後悔はないです。
1人で山梨に移住してきて感じたのは、自分に費やす時間が多くなったという事です。
都内に住んでいた時は、遅い時間に帰ってきていたのでお風呂に入りすぐに寝るだけでした。
今はご飯を作ってお風呂に入り、半身浴したり、本を読んだり、筋トレをしたり、家の中でも自分の為に時間を費やせるようになり、1日1日が充実した生活を送れるようになりました。
休日は、キャンプやDIY、サウナ、など好きな事をして自分に時間を使う魅力を感じれたのも良かった事です。
改めて自分と向き合う時間は大切だなと感じました。
自然豊かで空気が美味しい
山梨といえば、自然豊かな街が1番の魅力ではないでしょうか。
緑に囲まれ、日本一の富士山があり、空気が澄んでいて、水も美味しい。
移住して3年経ちましたが、飽きずに日々良いところだなと感じるのも、生活がしやすいというのが1番大きな要素でもあります。
そして、3年経ったいまでも富士山をみると「すごい」「綺麗」「大きいな」と感動します。
それでも今、河口湖での生活を続けている理由
「不便=ストレス」ではないと気づけた
東京都内はお店が揃っていて、少し歩けばなんでも揃う。
確かに便利で住みやすい。
では、田舎のようなお店が少ないところは住みにくいのか?それはNOということに気づきました。
お店がなくても、ないなりの生活に対応するのが人間なんだと。
都会にはない魅力がこの河口湖にはあり、移住をしたことに後悔はないです。
東京にはない“暮らしの余白”がここにはある
東京に住んでいた頃は、毎日が仕事と家の往復だった。
しかし、河口湖に移住を始めてから不思議と1日の時間が長く感じ、仕事と家の往復で終わる事なく1日が充実するようになりました。
休みの日は、趣味のキャンプや釣りなどアウトドアもできるようになり、自分の生活には合っているのだと感じました。
移住を考えている人へ|後悔しないためのポイント
理想だけじゃなく「生活」をイメージすること
河口湖=富士山が見えて自然豊かな綺麗な場所!
とイメージだけで移住を決めるのではなく、実際に河口湖に住んでどんな生活をするかまでイメージする事が、失敗に繋がりにくいポイントだと思います!
1〜2週間のお試し滞在で肌感覚を知る
住んでいないのにその土地での生活までイメージできない人も多いでしょう。
ホテルやコテージ、などに1〜2週間ほど滞在するのもありだと思います。
また河口湖では古民家での「お試し移住体験」も実施しております。
2泊3日や5泊6日など、極寒の山梨を体験してから移住や移住を決めても遅くないでしょう。
「誰と住むか」「何をしたいか」を明確にする
河口湖に移住して、何をしたいか?誰と住むのか?生活の基礎まで明確にしていくことが、楽しい移住生活を送れる近道になります。
1人で住むのか、ファミリーなのか、恋人と住むのかによって、物件の広さや周りのお店の環境が大事になります。
まずは、自分の生活プランを立てて、移住生活の細かいところまでイメージしていきましょう!
まとめ|移住に“正解”はないけど、「選んでよかった」と思える日々
山梨に限らず、都会・田舎関係なく、どの地域にもメリットやデメリットはあると思います。
そして人それぞれのライフスタイルがあり、合うか合わないかが移住する上で1番大事な事です。
移住して後悔しない為にも、事前に【どんな場所】【何がある】【自分はどんな生活を送りたいか】を考えリサーチする事が、移住生活を楽しむコツかもしれません。
まだまだ山梨や河口湖の魅力というのはたくさんあると思います。
移住を考えてる人は、自分にあった移住先を見つけて移住生活を楽しんでもらえたらなと思います。
移住に関しての記事を読みたい方はこちら
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