富士登山に挑戦してみたいけれど、
「普段運動していない自分でも登れるのかな?」
「実際どれくらいきついんだろう?」
そんな不安を感じていませんか?
私も富士登山に挑戦する前は、まったく同じことを考えていました。
登山経験はほとんどなく、普段からランニングやジムに通っているわけでもありません。
運動不足という自覚もあり、「本当に山頂まで行けるのかな」と不安ばかりでした。
それでも実際に富士山へ登ってみると、想像以上に大変だった一方で、初心者だからこそ感じたことや学んだこともたくさんありました。
この記事では、普段運動していない登山初心者の私が、富士登山を終えて感じたリアルな体験を紹介します。
ガイド記事ではなく、一人の初心者として感じたことをそのまま書いているので、「自分にも登れるかな?」と考えている方の参考になれば嬉しいです。
Contents
富士登山に挑戦した理由
河口湖に住んでいても登ったことがなかった
河口湖に住み始めてから毎日のように富士山を見ていましたが、実は一度も登ったことがありませんでした。
「いつか登ってみたい」
そう思いながらも、なかなか行動には移せずにいました。
理由は単純で、登山経験がなく体力にも自信がなかったからです。
普段から運動する習慣もなく、休日にランニングをすることもありません。
河口湖移住すると、毎日車移動なので歩くことすらなく体力には自信が全くありませんでした。
近くに日本一の標高を誇る富士山があるのにチャレンジしていないのは、自分の中でモヤモヤしていて、思い切って富士登山に挑戦してみることを決意しました!
一度は山頂からの景色を見てみたかった
SNSやYouTubeなどで富士登山をみていると、雲海の景色や、富士山頂上から見る景色など、普段味わうことのできない景色や体験ができると思うと、だんだんと富士登山への好奇心や活力が湧いてきた。
登る前に不安だったこと
本当に初心者でも登れるのか
山登り初心者なので、「体力的に登れるのか?」「何が必要か?」「怪我などしたら?」「服装は?靴は?」「雨降ったらどうするの?」など、本当に初歩的なところから不安でした。
YouTubeやSNS、ブログなどで検索して、必要な物などリストアップするところから始めた。
高山病にならないか心配だった
高山病という言葉はよく聞いていたけど、実際に山登りをしたことがなく経験していないので、実際に、「高山病になるとどうなるのか?」「対処法は?」「高山病にならないようにするには?」など、色々と調べたり、経験者に聞いたりした。
とにかく、1番怖かったのは【高山病になること!】だと思っていたので、それについて調べることが多かったです。
登山用の靴や服を買いに行った時に、店員さんに聞いたり相談したりして、高山病についても詳しく知りました!
「息切れしない程度にゆっくりゆっくり登れば高山病にはならないよ!」と教えて頂いたので、少し一安心しましたね。
普段あまり運動していなかった
なにより登山は過酷というイメージもあったので、普段から全く体を動かしたり、歩いたりもしていない自分が本当に登れるのか?という不安はすごく強かった。
山梨に限らず、地方に住んでいるとどうしても車での移動がメインになると思う。
そうなると、コンビニやスーパーなど、近場でも車で行き、本当に歩かない!家から出ない日もある。
この記事を読んでくれてる人の中にもおそらく、同じように全く運動もしていないけど富士登山はチャレンジしてみたい!と思ってる方もいるのではないでしょうか。
ここからの、実際に富士登山当日の流れを読んで、登山超初心者で運動をしていない人が富士登山登頂できるのか?ぜひご覧頂ければと思います!
富士登山当日の流れ
今回、吉田ルートから富士登山にチャレンジしました。
富士登山シーズンは、マイカー規制があり5合目まで自家用車で行くことができません。
なので、富士山北麓駐車場に車を置き、そこからバスで5合目まで行く必要があります。
駐車場料金:1100円
駐車場〜5合目まで約45分ほど
登山シーズンはかなり混み合います。特に7月〜8月中旬までは、気候も比較的安定しており人気のシーズンなので大混雑が予想されます。
駐車場からバスに乗るだけでも並んでいるので、早めに行くことをおすすめします。
今回、8月末に登山したので混雑のピークは過ぎていましたが、それでもバス1本目は見送るくらい並んでいました。
5合目に到着した時の様子

今回は、早朝から登り始め、夕方には下山する弾丸登山。
急に登山することになったので山小屋の予約がとれなかった!
弾丸登山は、高山病の恐れや体力的に、推奨はされていないそうですが、頂上で日の出を見るこだわりなどなければ、日帰りでも可能です!
5合目に5時ごろに着き、ちょうど日の出とともに登山スタートとなりました。
高山病が怖い方は、5合目で1時間ほど休憩して体を慣らす方がいいそうです!
5合目でも標高2305mあるので、酸素も薄くなります。
6合目でダウン?

5合目から6合目は緩やかな坂道を歩く道になります。
ここは登山というより、ウォーキングやハイキングに近い感じで、ゆっくりとただただひたすら歩くきます。
しかし、楽勝と思ってここでスピードアップするのは初心者にとっては危険。
地上に比べて酸素は薄いので、息切れしない程度にゆっくるゆっくり着実に進むことをおすすめ!
途中で休憩所みたいな石段に座れるところがあったので1回目の休憩を。そのあたりから少し頭が痛くなってきた。
初心者なので、これが高山病なのか?と少し不安を抱く。
清掃してくれているスタッフの方がいたので、高山病になるとどんな感じなのか?前兆などあるのか?など聞いていました。
「いま少し頭痛いのですが、これって高山病ですか?」
恐る恐るスタッフさんに聞きました。
「6合目で高山病になる人はいないので大丈夫ですよ!笑
ここで頭痛がある人は、寝不足か運動不足の方達が多いです」
と、スタッフさんからのご指摘。
お恥ずかしい限りです!
富士登山にチャレンジする方は、事前にウォーキングなど軽い運動をしておくことをおすすめします。
当日は朝早いので寝不足にもなります!コンディション整えることが大事です!
7〜8合目は岩場を登る

ゆっくりゆっくりですが、歩いていると頭痛もなくなり、7,8合目まできました。
7合目あたりから本格的な登山というような道を歩きます。
砂利の坂道を歩いていた6合目ですが、7合目から岩場を登るような道になります。
8合目あたりは、手も使い四つん這いになりながら登る場面も。
後ろを振り返ると、高所恐怖症の方は少し怖いかもしれませんね!
個人的には、砂利道の坂を歩くよりも、8合目あたりの岩場を登る方が楽で楽しかったです。
7合目あたりから徐々に、山小屋や休憩所があります。
8合目以降も、8.5合目や8.7合目など、細かく区切られておりその都度、休憩所やトイレなどあるので、しっかりと休憩をして水分補給は十分に行いましょう。
トイレは有料になります。場所にもよりますが、300円ほど小銭箱に入れる場所があります。
山小屋の運営やトイレの清掃など、私たちが気持ちよく富士登山できるように管理費として使われているので、ルールを守って登山を楽しみしましょう!
この日は有難いことに天候にも恵まれ、晴天で景色も本当に綺麗でした!
その分、尋常じゃないほど汗をかくので、撥水性の良いタオル、水はこまめに飲みました。
終わらない9合目

登山未経験者、普段運動は一切しない、超初心者の30代でも、8合目までは特に問題なく登ることができ、余裕と心で思うほどまででした。
しかし、地獄はここ9合目からでした。
7,8合目の岩場ゾーンが終わり、9合目からはクネクネした砂利道をひたすら、ひたすら歩いて登ります。
この9合目が本当に1番しんどかったです。
下から上を見上げると、頂上はもうすぐそこに見えている。しかし、歩いても歩いても全然近くならない。5合目からここまで登ってきて体力も削られ、足も重く、一歩を踏み出すのがこんなに重たいのか、と思うくらい。
9合目だけでも何回立ち止まって休憩したかわからないくらい、足が動かない!って心が折れそうにもなりました。
ただただ無心に、足元を見ながら一歩ずつ踏み出して頂上を目指します。
山頂到着!達成感は想像以上

そして遂に、念願の頂上に到着!
頂上に着いたのは、14時ごろ。
約9時間歩き、何度か心が折れそうにもなりながら、登頂できた達成感は本当に忘れられない思い出。
雲海が広がる景色、上から街を見下ろす景色、日本一高い山からの目線、空気、すべてが新鮮で感動。
頂上は思ってたよりも広くて、休憩所や神社、売店などあり、ゆっくり寛ぐこともできます。
おしゃれなカフェやレストランでゆっくりするのもいいですが、頑張って登った富士山頂上でただゆっくりと景色を眺めるのが何よりも贅沢で感動の時間と実感できました。
実際に登って一番大変だったこと
足が重たく動かない
個人的には9合目が1番しんどくてハードでした。
しかし一緒に登山した友達は、8合目の岩場を登るところが1番大変だったと言っていたので、人によって違うのかな、と思います。
かなり休憩回数も多くとりました。各休憩所で必ず休憩して水分補給&体力回復を行いながら登ったので、スピードは結構遅めだったと思う。
それでも、足は重たくなってきたので、初心者や運動不足の方は急がず自分のペースで登るのが成功の秘訣ではないでしょうか。
想像以上に寒かった
当たり前ですが、登れば登るほど標高が上がり気温が下がります。
汗だくになりながら登り、8合目あたりで一気に気温が低くなり寒く感じます。
必ず撥水性の良いシャツを着ることをおすすめします!
コットン生地など着てしまうと、汗で濡れて余計に体温が低くなり寒いです。
登山ウェアの衣類、もしくはワークマンでも撥水性の良い服は売っているので、そちらを着用して登山するのがいいでしょう。
上着は必ず必要。
登り始めはTシャツで登りますが、途中で必ずと言っていいほど上着を羽織るくらい寒くなってきます。
雨が降らなかったので助かりましたが、雨が降るともっと寒く感じると思うので、風や雨を通さないレインウェアも必ず持っていくようにしましょう。
上着類はあっても困らないので、不安の方は、邪魔にならないくらい大袈裟に持っていってもいいと思います。
今回かなり天候が良かったので、Tシャツとレインウェアだけでいけましたが、保温性のあるボアジャケットも持っていきました。
下山が1番しんどい?

今回、富士登山に挑戦する前に事前に経験者の方何人かにアドバイスなど聞いておりました。
そして、みなさん必ず言っていたのが「下山が1番しんどい」と言うことでした。
初心者の私は、その言葉を半分冗談に捉えていました。
しかし、実際に富士登山を経験して、その意味がわかり痛感しました!
9合目もしんどかったですが、下山がなによりも1番しんどかったです。笑
下山ルートは、登ったルートとは別にあります。
砂場みたいなやわらかい地面をひたすらと下っていくのですが、足への疲労感が半端じゃない。
登りで疲労が溜まった足にさらに追い打ちかのように、負担がかかるのが下山の恐ろしさです!
さらに、細かい砂なので足が沈みもっていかれ歩きにくく滑る
そして、靴の中に砂や石が入り込み痛い
登りと違って、上から下まで見下ろせるので、ゴールがほど遠くメンタルへのダメージ大。
下山では、トレッキングポールはある方が楽になり足への負担も軽減できます。
また靴は登山用のシューズで、ミドルカットもしくはハイカットを履いていると、靴の中に石や砂が入りにくくおすすめです。
登りは友達と喋りながらなんだかんだ楽しく登っていましたが、下山はお互い一言も喋らないくらい疲労感と精神的ダメージがありました笑
これから登る方は、登り3割、下り7割 くらいのイメージで体力の配分をすることをおすすめします!
富士登山で必要だった持ち物は?
【必要だった物】
- 衣類(Tシャツ、レインウェア上下)
- タオル
- 帽子
- サングラス
- 日焼け止め
- 行動食(おにぎり、ようかん、ぐみ、サンドウィッチ、ウイダー)
- 水&ポカリスウェット(水500ml×3本、ポカリ500ml×1、ポカリアイススラリー×1)
- トレッキングポール
- 登山用手袋
- ウェットティッシュ
- 財布(免許証、小銭2000円分、お札)
【持っていったが使わなかった物】
- モバイルバッテリー
- 常備薬
- 絆創膏
- カイロ
- ティッシュ
- マスク
- ネックウォーマー
- ボアジャケット
- ライト、ヘッドライト
※今回天候に恵まれて使うこともなかったが、雨が降るかもわからないので、雨や寒さ対策は持っていく方が良い。
※岩場を登るので手袋もある方が便利です!
下山の時にトレッキングポールはある方が楽ですが、なくても困る事はない。
※日焼け止め、帽子、サングラスの紫外線対策は必要。
標高が高く、太陽に近いのでかなり日焼けします!
※行動食は、サクッと食べられる物が良い。個人的にグミやようかんなどの甘い物系も少し持って行って良かった。歩きながら食べられるような物は助かります!
※お金は、トイレや売店で必要なので小銭にして持っていくように!売店によってはPay Payが使えるところもあり!
※使わなかったが、怪我や遭難など万が一の時のために、薬やライト、携帯の充電が切れないようにモバイルバッテリーもあれば安全!
金額はいくらかかった?
| 入山料 | 4000円 |
| 駐車場 | 1000円 |
| バス(駐車場〜5合目間) | 往復3000円 |
| 服装、靴、その他 | 約40000円ほど |
| トイレ代、飲食代、その他 | 3000円ほど |
入山料は少しづつ値上がり傾向にあるので、これから富士登山をしたい方は早めに行動する方が良いでしょう。
富士登山の時期はマイカー規制があるので、5合目までは必ずバスを使っていく必要があります。
ルートによって金額など変動あるかもしれませんが、私が駐車場からバスに乗って行った際は往復で3000円だったと思います。
1番金額的にもかかったのは、服装や靴などの装備品かと思います。
服はほとんどワークマンで揃えましたが、寒さ対策だけはしっかりしときたかったので、コロンビアのフリース1万円ほど。
靴は登山靴を購入したので8000円ほどかかりました。
ザックやトレッキングポール、手袋などの小物類は楽天・アマゾンのネットで購入。
正直、今後も登山するかわからない方は、レンタルが1番おすすめ。
購入するか、レンタルにするか、悩みましたが、もしかして富士登山をきっかけに登山にハマるかも?と淡い期待をして購入しましたが、富士登山以降は1度も登山をしていません笑
富士登山だけじゃなく、他の山も登山する予定の方は、購入する方がお得かもしれませんが、とりあえず富士登山を経験したい!と言う方は、レンタルの方がお得で楽です。
富士登山用のレンタル装備などもあるので、気になる方はチェックしてみてください!
富士登山初心者でも登れるのか?
正直きつい
決して楽に登れるわけではなかったが、超初心者でも富士登山は可能!
ただし、1人だと精神的に心が折れそうになる場面もあるかも!?
友達と一緒に楽しみながら登ることが精神的にも安定して登れる!
しんどいけど、それでも、富士登山はして良かった!と心から思えるほど、達成感や感動を味わえます。
ただ、今回本当に天候にも恵まれたので良かったが、雨が降ったり、曇りで寒かったり、風が強かったりと悪天候の場合、登頂できていたかはわからない。
天候は運でもあるので、不安に思わず、1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
事前の体力作りは必要?
富士登山に挑戦する前に、ハイキングやウォーキング、簡単に登れる山に登って経験を積むのは必要か?と不安な方も多いと思います。
時間がある方は事前にウォーキングを少しでもして、体力作りや、歩くことに慣れてる方がいいでしょうが、なくても今回登ることができました。
体力的にしんどい一面もありましたが、焦らずゆっくりゆっくり登れば、体力的な部分は大丈夫だと思います。
私の場合は、9合目と下山の時が、精神的にきつかったので印象的です!
1時間くらいのハイキングで綺麗な景色を楽しみたい!という方は、本栖湖にある中ノ暗峠がおすすめ!
旧1000円札の裏側のモデル地にもなっており、そこから見る富士山と本栖湖の景色は最高に綺麗で見る価値があります!
中ノ倉峠ってどこ?最高のロケーションで富士山を眺めるハイキング!
ゆっくり登れば十分挑戦できる
周りの登山者のペースに合わせず、自分のペースでゆっくり登るのが重要と今回富士登山して感じました。
息切れしない程度で、景色など楽しみながらゆっくり、ゆっくり着実に進めば、必ず登頂できます!
登山はレースではないので、早く登っても、遅く登っても、変わらないです。
自分のペースを崩さず、登頂という目的を果たすためにも、周りのペースに流されず遅くても良いので、自分がしんどくないペースで登りましょう!
富士登山を終えて感じたこと
日本一の山だからこそ、1度登ってみたい!という思いがありました。
その目的を果たすことができたので、もう一度チャレンジしようという気持ちは今のところありませんが、富士登山をして良かったと本音で言えます。
目標に向かって頑張れる経験や、達成感、そこでしか味わえない景色や風景、挫折しそうになりながらも耐える忍耐力など、富士登山するだけでもさまざまな感情や経験ができると思います。
そういった経験をさせてくれるのも富士登山ならではなのかもしれません。
これから富士登山に挑戦する人へ
今年こそは、富士登山に挑戦する!という方も多いでしょう。
特に初心者の方は、不安や楽しみの気持ちでいっぱいだと思います。
1度も登山をしたことがない方は、いくら調べても、考えても、イメージ湧かないこともあります。
できる限りの準備は大事ですが、当日の天候などで変わることもあるので、ある程度勢いに任せてチャレンジすることも大事です!
少しでも富士登山に興味がある方は、ぜっかくなのでぜひチャレンジしてみましょう!


